SDGs取組に関する最近のトピックス ~新たな取組など~ <2022~2023年度(2023年9月末現在)>

安心安全で高付加価値な物流サービスの提供
  • 運航船舶の安全指導の実施

・質の高い訪船活動を継続的に実施し(過去1年間でのべ1426回)、運航船舶の安全指導を実施しました。 ・安全運航のための訓練(放水、油防除、緊急時対応など)を継続的に実施しており、最近では、2023年4月に第十博晴丸において閉鎖区画からの救助訓練を実施しました。

閉鎖区画からの救助訓練の様子

閉鎖区画からの救助訓練の様子

多様な人財が成長・活躍できる経営基盤の整備
  • 船員、若手向け研修の充実

・船員教育、特に新人船員教育の充実に積極的に取り組んでいます。 ・新人船員には、もれなく操船シミュレーションを活用した実践的な研修を実施しており、2022年11月、2023年4月に実施しました。 ・操船シミュレーションのみならず、新人船員に必要な様々な要素を組み込んだ7日間の研修を標準としています。カリキュラムの一例は以下のとおり。

・また、若手一般向け研修の充実にも取り組んでおり、WEB受講も可能な外部研修システムの導入、IT関連など資格取得の費用補助制度の創設などを行いました。

  • ハイブリッド勤務体制の継続

・新型コロナウイルスの収束後も、ハイブリッド勤務が可能な体制(本人希望に基づき、特段の申請等がなくても在宅勤務ができる体制)を継続しています。

  • 自社グループ船舶にチラーユニットによる空調設備を導入

・自社グループ船舶2隻(豊有丸、第三宝晴丸)にチラーユニット(冷却水・温水)を利用した空調設備を導入しました。①居室ごとにきめ細かい室温設定が可能で船内居住環境の改善につながる、②感染症対策にも有効、③既存のエアコン設備よりも冷媒ガスの使用量が減少する、などのメリットがあります。

社会の持続可能性に配慮した事業活動の展開
  • 海洋高校生が操船シミュレーションを体験

・京都の海洋高等学校の生徒約20人にシミュレーション体験を実施し、好評を博しました。 ・参加者に操船シミュレーションの操作を体験してもらい、海運の重要性や安全運航の大切さなどについて学んでいただく機会となりました。

海洋高校生たちの操船シミュレーション体験の様子

  • バイオ燃料の使用テストを実施

・LPG船Buena Reina(田渕海運運航、丸紅株式会社用船)において、バイオ燃料の使用テストを実施し、一航海あたり約19%のCO2 排出低減を実現するとともに、安全航行に成功しました。 詳しくは、下記URLのプレスリリースをご覧ください。

  • 地域社会への貢献活動など

・本社のある大阪で、大阪市発行のグリーンボンドへの投資を行ったほか、小学校への新聞の定期配布など各種の社会貢献活動を行いました。また、支所のある地域での地域連携活動にも取り組みました。


大阪市が発行する『グリーンボンド』への投資について

田渕海運株式会社 代表取締役社長 田渕訓生(以下「田渕海運」)は、大阪市が発行するグリーンボンド【大阪市第1回公募公債(グリーンボンド)(5年)】(以下「本債券」)への投資を決定いたしました。

本債券の調達資金は、大阪市が取り組む、環境改善効果のある下表のグリーン化事業に充当されます。

プロジェクト分類事業内容
(ICMA)
■ グリーンビルディング■ 大阪公立大学キャンパス整備事業
(森之宮キャンパス)
■ エネルギー効率■ 下水道事業

■ クリーン輸送■ なにわ筋線事業
■ 気候変動適応■ 埋立地の浸水対策
(高波等に対する浸水対策)
■ 無電柱化事業
■ うめきた2期区域のまちづくり
(大深町地区防災公園街区整備事業)

本債権についての詳細はこちら(大阪市ホームページ「大阪市グリーンボンドについて」)

田渕海運は、社会の一員としての自覚を持ちSDGsやESGの取り組みにより、地球環境の保全をはじめ未来社会への責任を果たし、高い倫理観に基づく公正な事業活動を通じて社会とともに成長する企業を目指します。本債権への投資により環境負荷軽減、循環型社会実現への貢献に取り組むとともに、私たちの事業を通じて地域社会への明日につながるよう、今後とも持続可能な社会の実現への取り組みを進めてまいります。