安全(Safety)
健康(Health)
環境保全(Environment)
に関する基本方針
田渕ホールディングスグループは、液体化学薬品ばら積船、油タンカー・セメントタンカーおよび液化ガスばら積船の船舶運航管理業務を行うにあたり、安全運航および陸上・海上勤務者の健康・環境保全を確保維持することに関し、下記をその基本方針とします。
安全・健康・環境保全を確保・維持することに努め、これをすべてに優先する。
この基本方針を具体化するため、安全、健康、環境保全のマネージメントシステムを構築し、 以下の事項に積極的に取り組むこととします。
◼︎ 年間目標と月間目標を策定し、その実績と評価を行い、無事故達成を維進する。
◼︎ 乗組員への教育訓練(MSDS、港湾ガイド、海上法規および緊急時の訓練)。
◼︎ 環境関連法令に従い、自社の経験、業界の情報を基に事故防止、環境保全に努める
◼︎ 安全・健康・環境保全に卓越した効果があった場合、これを表彰する。
◼︎ 会社経営者により、毎年実績を評価し、改善実施していく。
◼︎ 訪船活動を推進し、運航船舶の無事故達成を推進していく。
環境・安全管理活動
◼︎ 訪船活動 主要港(千葉、東京、大阪、新居浜、徳山)に安全専従員が常駐、年間約4,000隻以上の船舶を訪船して、運航船舶の安全指導および注意喚起を行っております。
◼︎ 定例安全会議 毎月、日常の安全活動のまとめを行い、問題点のチェックとその改善策を検討し、各船舶に対する周知方法、指導方法等を協議しております。
◼︎ 田渕海運安全輸送協議会 関係船主様と共にグループ全体の安全活動を推進しています。また、関係船主様の中から優秀な船主様および船舶を表彰しております。
◼︎ ISMコードの導入 1997年10月ISMコードの会社適合書類を取得、ISMコードに基づく船舶運航管理を行っています。 ISMコードについて International Management Code for the Safe Operation of ships and for pollution Prevention 国際安全管理コード(International Safety Management Code)の略 ISMコード採択に至るまでの経緯 1912年タイタニック号の氷山衝突沈没から、IMO(International Maritimes Organization 国際海事機関)は、安全を確保するためSOLAS条約(International Convention For The Safety of Life At Sea,1974)を制定し、ハード面を強化したが、最近の海難事故の80%は人為的ミスにより発生していると言われ、ソフト面での規制を行うこととなり、SOLAS条約の第9章として追加されました。 1998年7月1日より国際航海に従事する船舶(一般船舶を除く)に対し、強制的にコードが適用され、コードを取得していない会社と船舶において、運航管理が出来なくなりました。また、2000年10月 内航船においても任意にてISMコードが取得可能となりました。 ISMコードに適合した会社と船舶に対し 「適合書類(DOC:Document of Compliance)」 と「安全管理証明(SMC:Safety Management Certificate)」が発給されます。
当社は、1997年10月 ISMコードの審査機関である(財)日本海事協会(Class NK)よりDOCを取得、1997年12月 昭晴丸(ケミカルタンカー)のSMCを取得しました。
◼︎荷主・公共機関との安全協力活動 各種、安全協力会に参加し、荷主様・地域社会との連携のもと、安全運航・安全輸送に取り組んでいます。
放水訓練
オイルフェンスによる油防除訓練